2009年06月28日

音についての考え(5)。

前回:音についての考え(4)

訂正:ピンポン録音→パンチイン録音
MiKiTaさん、突っ込みありがとうございます!
曲もリンクし忘れてましたすみませんorz


いよいよ録音したいと考えるのですが、手持ちのテープはステレオでの一回の録音のみ。
ここで考えたのが、シーケンサーでオケを作り、それを流しながら、ギターを一緒に弾いて録音すると言う方法でした。
ピンポン録音や編集などはもちろんできないので、一回が勝負になります。

ちなみに僕の作曲の師匠は「あの歌この歌」。
好きな曲を弾き語りしているうちに、なんとなくですがダイアトニックでの作曲を少し理解していた気がします。
単純でも何でもとりあえず、思いついたのだから形にしたい!
そう思い僕なりに一生懸命、作りました。
初めて自分の中でまとも(と言ってもコード進行に違和感が無く、最後まで繋がった程度)に作れたのは、ロック風の曲でベース、ドラムのリズム隊をシーケンサー、そしてバッキング、をギターを弾いて作ったものです。
曲をアップしようと思ったのですが、先日テープが切れて二度と復活できない曲となってしまいました(笑

この時、バッキングよりリードを先行するのが普通だと思いますが、一発で録音する事を考え、リフの入ったバッキングでごまかすと言うチキンな方向に向かったわけです。
それでも、もうひとつ音が録音できたらなぁと思いました。

そこで、幼馴染の家の二階にあった美容室で仲良くしてくれていた、理容師のお兄さんに、音楽友達でもあったので、この事を相談してみます。
とてもいいお兄さんで、飯をおごってくれたり、とても安く散髪してくれたりしました(僕もこういうお兄さんになろうと思いました笑)。
彼もまた自分でフォークギターで弾き語り、デモテープを作って聴かせてくれていたりするのですが、腕前も中々でした。

しかし、ギターのトラックが複数存在する事に僕は疑問を持っていたので、質問してみると答えは「MTR」と言う複数のトラックでテープに録音できる機器の存在を知ります。
詳しく聞いてみると、簡易なミキサーが付き、テープはステレオ2chのAB面、トラックにすると4chになるのですが、このAB面を無視し単一の方向で録音しモノラル4trの録音を可能にすると言う事です。

この話を聞いて、もう欲しくて欲しくてたまりません。
またアルバイトの生活が始まりました。
今の時代4trの録音位、PCがあればフリーソフトでもできますが、この頃MTRは高価で、4trのMTRですら7〜8万した記憶があります。
8trのMTRも存在していましたが、もう高級シンセ以上の値段がしたと思いました。

MTRを購入し、MTRを使った曲作りを始めて行うのですが、不思議と苦戦はしませんでした。
4trで簡易なミキサーでしたので、オーディオの延長感覚で扱う事ができました。
こうした録音機器を覚えるのにもうってつけの品だったように思います。

これで作ってみたかった歌物も作れる!?っと思ったのですが、そうも上手くいきません。
曲を作るにあたりフローチャートを頭の中で描きます。
1.2chLRステレオで、ドラム、ベース、シンセ。
残り3.4chでバッキング、リードギターでは、いっぱいいっぱいになってしまいます。

そこで、テープ4trMTRを持っている人ならば、誰でもやったと思う、一度4trのオケを作り、それを再生して2chのオーディオに録音する。
そうすれば2chの方のテープには新たに2chの空きができるので、計6trの録音が可能になるのです。
ちなみにこの方法何度も繰り返す事ができません。
普通は倍速での録音がデフォルトですので、4tr→2chの作業で普通のオーディオ機器で録音するために、ノーマル回転に落ちてしまいます。
しかもテープですので、どんどん劣化していきますし、ピッチもどんどんずれて行くので、絶対音感をお持ちの方には少々難のある方法と言えるでしょう(笑

6tr使えるのですが、貴重な6trです。
エフェクトにしても、使えるエフェクト数が限られていますので、かけ録りにするか、センド/リターンで使うのか?等、作る前にフローチャートをくみ、どんなイメージで作るかも大事になってきます。
FM音源の同時発音制限で培った物が活かせる時でもありました。

制限があると曲を作るのが大変そうに言う方もいらっしゃいますが、僕はそうは思いません。
ある程度は大事ですが、ある程度の環境がそろうと制限があるため線引きができ、あきらめるしかないので、曲つくりは速くなると僕は考えます。

そうして、初めて作った歌物の曲がこの曲です。
めちゃくちゃ恥ずかしいのですが、ここまで語ったらもう同じ、かき捨て程度にアップしておきます(笑

■ Bye-bye Bicycle

尾崎豊さんが「I LOVE YOU」歌ってた歳で、俺はいったいorz
ちなみに、MTR→MD→wave→MP3で少々デジタル臭くなってるかも?
どこでモノラルにしたのか、モノラル仕様になっちゃいました。


MTRを手に入れてからの日々は自慰を覚えた猿です。
本当に楽しくてしょうがない、音が多少悪かろうが、演奏が悪かろうが曲をどんどん作っていきます。
初めて女の子と付き合い始めた頃だったのですが、デートも本気で忘れてすっぽかし、ふられる始末でした(笑

作曲の理論は考えず、こんな感じ!的に作る一方、録音の方にはどんどんこだわりが生まれてきます。
テープMTRを使ってる以上、創意工夫はとても大事な事でした。
たとえば、ノイズリダクションをオンにしたまま、録音し最終的にオフにすると、ノイズは確かに多くなりますが、独特のHIとコンプレッショんが得られたり(この時は理屈もわからず感覚でやってます)、テープですので、テープの端側のトラック1,4trは繰り返し録音するのはとても危険なので(端っこは特に劣化しやすい)、そこにシンセトラックを入れる等です。
劣化してしまうと、そのトラックだけ音が変になったり突然一部で音が変になったりしますので、まとまりが付かなくなるのです。

また、パンチイン録音と言う、途中からの録音もできるのですが、そこはテープ明らかに途中から修正しやがったな的な音質になってしまいます。
ですので、録音は劣化して、音質は明らかに悪くなっていくので、なるべく何回も録音しなおさない、ましてパンチインする場合は最悪展開の区切り目にして、できるだけ行わない。
ですので、一発録音が基本となるので、一回一回の録音が歌にしろギターにしろ勝負でした。
良いテイクか音質か、本当にそのあたりに頭を悩ませながら作るのもとても楽しかったです。
この段階で、一発で楽器を弾くと言うライブのような緊張感と裏腹にシーケンサーのずるさと便利さを再確認しました。

また、boowyのコピーバンドなんかをやり始めたのもこの頃でした。
また、録音やギターの音作るのに大事な「コンプレッサー」との出会いもこの頃でした。

しかし、長いな・・・・また続きますorz
posted by yebisu at 12:28| Comment(9) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月27日

音についての考え(4)。

前回:音についての考え(3)。

エレキギターを弾くと必ずと言って良いほどあたるのが、ディストーションエフェクター。
この時音を変えるエフェクターと言う存在を始めて知ります。
そして、リバーブと言う残響を与えるエフェクターの存在も知りました。
この頃、残響を掛ける機能の付いたオーディオはとても高価でしたし、エフェクターとて例外ではありません。
しかし、僕はいてもたってもいられずに、食事代とベーマガで頂いたお金を持ってリバーブを買いに走りました。

リバーブは2万5千円位したと思います。
今でこそフリーのプラグインやDAWに付属、シンセにも当たり前と言うか音色の一部としてリバーブが付いていますが、当時のシンセでようやくポツポツとリバーブ内臓になってきた感じだったと思います。
このリバーブは今のフリープラグインにすら劣る代物だと思いますが、(音と言うのは味と言うものがあって、ロジカルには語れない音が存在すると思います。デジタルとて例外ではないと思いますので、一概には言えません。)このリバーブをつけて聴いた音楽は衝撃的でした。
小さい頃に聴いた、ステレオでエコーのかかったあの感覚です。
しかも、自分でエコーの長さを変えたり質感を変えたりできるではありませんか・・・・・・
また、FM音源の物にリバーブを掛けるだけで、随分と音の印象や使い方が変わってくるのだなぁとも感じました。

エフェクターを覚えた僕はギターの方でも、普通に安物のディストーションエフェクターをかまして弾くようになったのですが、なにか違う。
何が違うって質感がまったく違うのです。
歪んでれば良いって訳ではない事を理解したのですが、どうして良いのかさっぱり分からない。
そこで、ギターを変えてみれば良いのか?っと言う方向とエフェクターを替えてみたら何か変わるのか?っと言う方向へ向かいました。

この頃中学卒業した翌日にアルバイトを始め、シンセサイザー(Yamaha V50 FM音源4オペレーター 16音ポリ 8パートシーケンサー内臓 PCMリズム有)とギターとエフェクターを買いました。

ギターは、シングルコイルの代名詞ストラトキャスター。
フェンダージャパン製でしたが、エフェクターと一緒にトータル9万位の買い物で一気にスッカラカンでしたが、もう嬉しくて家に飛んで帰りました。

アンプを買わずにエフェクターを買ったのには訳があって、家はアンプに繋げて音を出せるような家ではなかったからと言う理由も大きかったです。

家に帰り早速ギターをディストーションエフェクターに繋げ、リバーブからヘッドフォンでモニターする。
これは前からのやり方だったのですが、結果は・・・・・
あれ・・・音は確かに良くなっているけど、なにか・・・質感が違う・・・・
CDで聴くヘビメタやハードロックの歪んだギターの音とかも出したかったのですが、何か違うので少々がっかりしてしまいました。
この時、そもそもラインで繋げた事やギターのチョイスが違っていたのに気が付くのはもう少し先になってしまいます。

シンセはとても使いやすかった。
FM音源でしたし、パソコンのMMLで打ち込みをしていた僕からすると、シーケンサーはすぐに入り込めましたし、MIDIと言うものを理解するのはそんなに難しくはありませんでした。

本格的に作曲できる環境を整えて、さあ、作曲だ!となるとまた一つ問題が出てくるのでした・・・・

そう、録音です。

続く。
posted by yebisu at 01:50| Comment(5) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

手を洗うなーちゃん。

うちの子はしっかりしています。
もう大分前から一人で手を洗ったりします。
公園で遊び終わった後も、ちゃんと手を一人で洗います。
さすが僕の娘ですね。



うん、さすが僕の娘だ!(笑

娘は今日も元気です!
posted by yebisu at 03:22| Comment(4) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

音についての考え(3)。

前回:音についての考え(2)

前回でPSGでのコーラス効果に触れましたが、PC-88からの間違えでした。
三月さん、突っ込みサンキュー!

続きなのですが、僕が思うに、DTMの先駆け的な本だった「Basicマガジン」にこの頃出会います。
友人宅で「Basicマガジン」のPC88mkII○r用のファンタジーゾーンの曲のプログラミングがあるので打ち込んでくれと頼まれます。
ファンタジーゾーンと言うのはゲームセンターにあるゲームで、当時みんなで夢中になったゲームでした。
この頃のゲームセンターにあるゲームはFM音源搭載、そしてマシーンによってはPCM(ドラム等の一部生音を録音して使う)音源が搭載され、家庭用ゲーム機等とは次元の違う、まさにシンセサイザーが搭載されたような素晴らしい音楽を奏でていました。
ファンタジーゾーンもこの頃、音楽に力を入れていたSEGAの作品でファンタジーで可愛らしいが、敵がお金を落として武器をショップで買えると言う斬新なシューティングゲームでした。
曲もキャッチーでいて、ラテン風味、ゲームミュージックだからこそ聴くことの出来る独特の雰囲気の曲で、どの曲も大変好きでした。

ファンタジーゾーン動画:http://www.youtube.com/watch?v=RYZmc2CC4Zk&feature=PlayList&p=95B3F058F4A71DE0&playnext=1&playnext_from=PL&index=5

打ち込んでみて再生した時にとても感動したました。
そこにはゲームセンターで流れている、ゲームセンターでしか聴けない曲がパソコンから流れているではありませんか・・・
FM音源の凄さを知った僕は、かなり無茶でしたが、わがままを言って何とか親にPC88を買っていただきました。(ゲームしたいのもあったし笑)

FM音源は楽しかった・・・・・
なんと言っても音色が作れる!
今までの僕からするとこれはとても凄い事で、音色作りにも夢中になりました。
この頃今でもゲームミュージックファンには根強い人気のYSイース等もプログラムで作ったり、ゲームミュージック作りにのめり込んでいきます。
この頃学んだのは、擬似ディレイや周波数ずらし、発音数に制限があるため音色切り替えやPSGとのユニゾンで音を厚くする等、スタンダードMIDIファイルや録音にも応用できる事をすでに学んでいた気がします。
「Basicマガジン」にゲームミュージックの曲を投稿したりして、採用されたりもしました。(原稿料1回8.000円位だったと思ったけど・・・)
生まれてはじめて音楽でお金を貰った事は凄い感動でした。
採用のポイントはやはり原曲に忠実な事だと思います。
それは音色作りが重要なファクターを占めているのは言うまでもありません。
ですので、音色作りには大変気を使っていた気がします(そこまで腕ないよ笑

ちなみに当時のFM音源はこんな感じです。
■ FM1980(これはオリジナル曲です。FM音源8音ノイズ1音)
◇ 音源:VOPM(当時のFM音源まんまのVSTで、音色を作れます。)




また、この頃ゲームミュージックだけを聴いていた訳ではないので、好きだったBOOWYやビートルズ等をギターで弾くようにもなってきます。
そうなるといよいよ作曲をしてみよう!と思う頃なのですが、FM音源で音色を作ると言う行為をしてきた僕には、素で弾いても、やはりギターの音色が気になり、ここでもやはり「音色」が問題になってきたのでした・・・

続く。
posted by yebisu at 02:00| Comment(2) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

音についての考え(2)。

前回:音についての考え。

◇ 続き

結局ステレオと言う物を理解した物の、LRの2chから出てくる音だけでは無い・・・なんかキラキラしている。
そう、漠然と考えた物の小さい僕にはなんら解決には至りません。
結局高級なオーディオ機器を手に入れるしか、方法は無いのかとこの時はあきらめました。

良い音で聴きたいと言う願望だけがありながら、この頃、僕は親戚から使わないパソコンFM7(だったよな・・・)を譲り受けます。
当時ファミコンは友人宅でしか出来なかった僕は、パソコンにはまり込みました。
たとえロードがテープで30分かかろうと、楽しんでブラックオニキスやら、ハイドライドやらをやっていた記憶があるのですが、そんな時にパソコンを持っていてゲーム好きの子なら誰でも一度は思う、僕もゲームを作ってみたい!
っと言う衝動に駆られました。
そこで、プログラミングで音が出る「PSG」に出合ったのです。
この「PSG」と言うのは、皆さんも知ってると思うファミコンの音です(正確には少し違います)たかがファミコンの音と思うかもしれませんが、貧乏であった僕はこの「PSG」で奏でたドレミファソラシドにえらく感動したのでした。

この音なら、さして出音の環境に左右されませんし、ファミコンが家に無い僕は、曲だけでもと、その日からミミコピの日々が始まったのです。
今考えてみると、僕の始めての楽器なんですね(笑
3和音しか出ない、この「PSG」での音楽は普通の楽器で始めていた音楽とは違い、違う方向の大事な事を教わったと思います。

ちなみに、こんな音です。
■ PSGシミュレート作品。
◇ 音源FreeVST VOPN


訴えられそうな曲ですが、一応オリジナルです(笑


まず学んだのは、エンベロープ。
どうしても素では綺麗にならないので、今で言うエクスプレッション処理をこの時点で学びます。
しかも音の切れ目とかそういうレベルではなく、ピアノの硬い音はこんなエンベロープとか、アタック弱めにして弦楽器風とか、アバウトですが楽器そのものの持つエンベロープを意識する事になります。
他にも周波数をほんの少しずらしてユニゾンさせると、コーラス効果を呼び綺麗になるとか、譜面的にも使える楽器少なくてもアルペジオを上手く使えば何とかなる事などを学びました。
また、ミミコピをするために、チューニングの中々あわないギターを貰ってきて弾きだしたのもこの頃です。

そうこうしているうちに、我が家にもレコードプレイヤーがやってまいりました。
世の中はCDに移行の時期で、くれると言うので貰ってきたのですけどね(笑
ちなみに、はじめて買ったのはスターウォーズとスーパーマンのLPでした(笑
この頃興奮して、レコードを貰ったりしていたのですが、オーケストラ作品を好んで聴いていた(特にサントラ)のですが、すぐにプレイヤーは壊れてしまったので、もしこの時プレイヤーが壊れなければもっとオーケストラ寄りの人だったかもしれませんね(笑



・・・・書いていて誰が見るんだこんな記事と思いつつ、しかもコアな内容で長くなりそうですので、当分続きそうですorz

posted by yebisu at 02:15| Comment(3) | DTM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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